あっちーなー。毎日。
でも、夏はいいね。
なぜ、こう思うのか。
俺が夏に生まれたからかな?
花火とか、スイカとか大好きだからかな?
ううん、あっちーからだね(笑)
湯川尚樹さんといって、舞台やテレビで活躍しているそうです。
最初は、おおっ!イケメンと思いましたが、本人はなんだか写真が苦手な様子。。。
ほよよ?
とばかりに、以前に撮影したプロフィール写真を拝見したら、あれれ。。。
だれ?変じゃね?暗くね?
本人いわく『ゲゲゲの鬼太郎』的な写真なの。
なんで?こんな爽やかな好青年なのに。しかも、俳優なのに。
まー。いいや。こういう出来の悪い写真のおかげで、俺に出番がまわってくるわけだ!
ありがたい。
さっさと、撮影を終わらせて煙草を吸いにいこう!
(俺はヘビースモーカー。だが、このスタジオは禁煙。)
ってな感じでスタート。
そして、ハームタイム。
この撮影の直接のクライアントであるアクセサリーブランドの社長さんが、立派なカメラを持って俺を見ている。
俺が撮影した画像をPCで確認しながら、こんなことを言う。
『あの。。。なにが違うんですかね?他のプロカメラマンと。カメラですか?ライトですか?』社長。
『さー。カメラはなんでもいいと思いますけど』俺。
『なんか、こだわりみたいのってあるんですか?』社長。
『ねーッス!なんも』俺。
どうやら、この社長さん、すんごく写真の勉強をしたいらしい(泣)
勘弁してくれよー、早く煙草吸いたいんだからさー(音のない俺の声)
えっとー、写真は、カメラの重要度低いかもねー。
こんなこと言ってわかるわけねーか。カメラ大国JAPANのひとに。
人物撮影は、ある程度、被写体に依存するわけで。
俺らのイメージとか、おしつけちゃうとダメですよね。
カメラマンは、一旦、真っ白になってモデルを受け容れなきゃね。
相手が放つエネルギーにチューニングを合わせる。
相手の音が弱ければ、こっちから厳しいアプローチをする。
辻褄なんてどうでもいいわけ。
まるで自分がないように見えるけど、結局、どれも自分だから問題ない。
そういう、距離感って大事。
そこから、ブランドイメージにつなげなきゃね。
コンセプトさえしっかりしてればOK。
軸がブレなきゃOK。
こだわりって言うか、俺の流儀というか(笑)
仕事は、結果重視というか。
つーか、カメラに関係ねー話ばっかで、すみません。
あっ!昔、舞踏家の田中眠がこんなことを言ってた。
『カメラが消える。写真は人が撮る行為だということだ』
あ、よけいわからねーか(笑)
写真は、見る側と見られる側の関係でしかないないんですよね。
あ、もっとわからねーか(笑)
結局、カメラマンは能書きがいらねー、仕事です。はい。
好きに評価してください(笑)
もー、カンベンしてー!
という、すったもんだを経て、後半戦もようやく終了。
あー、楽しかった。
とにかく、とっても素敵な俳優さんでした。
湯川尚樹、カッコイイ。
さわやかさの中に、オトコっぽいところがあるんだよね。
好きだな、この男!!!
あつい!