東京都の出張撮影エリア
古物百貨店 All Tomorrow's Parties
店頭に並んだ民芸玩具やヴィンテージソファはちょうど奇妙な世界の入り口ように滑稽でありながら魅力的で足を踏み入れざるおえない。雑多に並ぶ骨董品やアフリカのマスクオブジェ。レトロポップ なテーブルライトや昭和レトロ風の箪笥や椅子。まるで映画のワンシーンに入り込んでしまったかのような錯覚をおぼえる。絵画やヴィンテージレコード、古いカセットテープ、エロいフィギア、笑えるコンドーム、年代や国もジャンルも様々な商品が並んでいるが、不思議と統一感があり、空間全体がアート作品のようだ。
このボヘミアン的な品ぞろえは、買い物を目的としない客にも満足を与えるし、子供のように宝探し気分で遊べる場所だ。
麻布永坂更科本店 WEB広告
写真を撮るとき、カメラマンは自身の嗜好や感情に左右されることはない。料理メニューの写真であれば、目の前にある食べ物に光を当て、フレーム内に映し出される形として伝えるし、店舗案内の写真であれば、居心地の良さそうな店の造りをそのまま写真に捉えるだけのごく単純でシンプルな仕事だ。和食や中華や洋食でも、そのスタンスは変わらない
RISEスーパーフェザー級王者 小宮山工介選手
小宮山選手の宣材写真の撮影は今回で二度目になるが、とってもフランクで話しやすく、常に謙虚な姿勢は驚かされる。試合のリング上で見せる人を寄せ付けないほどの気迫はどこから生まれてくるのだろうかと不思議な気持ちになるくらい、小宮山選手の表情はいつも優しい。
カンニング竹山|広告撮影
東京都港区のベリーベスト法律事務所の「過払い金の請求」広告で、カンニング竹山さんの写真撮影を僕が担当した。竹山さんは、まだ売れてない頃、究極の借金まみれの生活をしてたそうだ。そんなエピソードを元に、弁護士を通じて払い過ぎた利息を取り戻そうというコマーシャルにカンニング竹山さんがモデルとして起用されたのだろう。
撮影前、竹山さんは、ご自身のキャラクターの軸となったキレ芸は借金の返済の催促を債務者から追い詰められた末に沸いた感情がキッカケだったと話していた。
竹山さんはテレビでは妙に怖そうな芸人に見えるが、実際会ってみると非常に真面目な印象を受けたし、普通にめっちゃいい人だし、役者なんだなと感じた。
そもそも、何でキレ芸がブレイクしたのだろうか。
関西テレビ放送 「村上マヨネーズのツッコませて頂きます!」|オーディション撮影
ホメ言葉とは、その本質を引き出すための種まきのようなもの。女という花に水をあげて育てるようなもの。
100人いれば100通りの人生があるように、ホメ言葉も100通り。
そのひとだけの特別ななにか(栄養)を探さなきゃならない。洋服(アクセサリー)はもちろんだが、例えば、指だとか、耳だとか、香水とか、メイク(リップやチーク)だとか、そういう細かいところを具体的に褒める。
褒めるところがなきゃ探す。髪質でも、ふくろはぎでも、声でも、眉毛でもなんでもいい。もはや、容姿とは関係なくていい。写真とは関係なくていい。人なんだから。オール、イエスだ。
舞台俳優・湯川尚樹|宣材撮影
人物撮影は、ある程度、被写体に依存するわけで。カメラマンの勝手なイメージとか、おしつけちゃうとダメですよね。カメラマンは、一旦、真っ白になってモデルを受け容れなきゃいけないと思うんですよね。相手が放つエネルギーにチューニングを合わせる。相手の音が弱ければ、こっちから厳しいアプローチをする。辻褄なんてどうでもいいわけです。まるで自分がないように見えるけど、結局、どれも自分だから問題ない。そういう、距離感って大事なんです。そこから、ブランドイメージにつなげなきゃいけませんね。コンセプトさえしっかりしてればOK。軸がブレなきゃOK。こだわりって言うか、俺の流儀というか(笑)仕事は、結果重視というか。
ピアニスト 川口成彦|宣材撮影
音楽を写真で伝えるのは難儀だ。モーツァルトはこう撮るみたいな型にはめるもんではない。ロックだろうとジャズだろうと音というエネルギー発しているのはひとだ。彼のアイデンティティーをフレーミングするしかない。もっと撮影時間があればとか、ライディングがどうとか言い訳をあげてたらキリがない。